祖父母は孫からプレゼントを貰って敬老の日を実感できるのだろうか?
誰もがいつかは迎える敬老の日。嬉しいような悲しいような。
敬老の日のお祝いの対象年齢は目安として65歳のようで、特に決まった年齢はないそうです。
(私の勝手な口実になりますが、孫がいるという事を前提にした敬老の日です)
今の敬老の日を迎えられている方達は年齢を聞いてびっくりするほどお若い方が多いですよね。
「えっ!?お孫さんいるんですか?」「そんな大きなお孫さんいるんですか?」と聞く事が多いです。
私の両親は初孫ができたのは60歳前だったので素直に孫からのプレゼントは喜べたと思います。
孫ができたからおじいちゃん、おばあちゃんになった実感はあったと思いますが、まだまだ敬老の日なんて関係ないと思っていたかもしれません。
孫から敬老の日のプレゼントをもらって実感できますか?それとも「ただプレゼントとしてもらいたい」と実感できませんか?
私の両親と私の若くして孫ができた友達のエピソードを紹介します。
⁂孫からのプレゼントで実感できたエピソード!!
⁑敬老の日の敬老会にて
私の父は75歳、母は77歳です。地元に老人会といって確か65歳になったら孫がいる、いないに関係なく入る会なのですが、母が65歳なった時、地元の老人会の会長さんが誘いにこられました。
母は苦笑いしながら「まだあたしは入らなくてもいいと思ってるんだけどね、老人会に入ったらすごく年寄りになった気分になる」と言っていました。
見た目は年相応なのですが、ちょうどパートを退職したばかりでとにかく元気だったので、母の気持ちも分からない事もなかったです。
でも、結局老人会に入らされていました。
その2年後に今度は父が老人会に入る事になったのですが、父も母と同じ事を言っていました。
父はその頃まだタクシーの運転手をしていたので、老人会に入るけど、何も参加しないし、誘いにこないでくれ~と笑いながら言っていました。
老人会というのは敬老の日に敬老会や老人会で行く日帰りバス旅行や地元の運動会に敬老の部の競技に参加など年に数回集まりがある会でみんな顔見知りだし、付き合いも深いので楽しく過ごされている様でした。
両親が老人会に入った頃、私の息子は小学生で地元の子供会に入っていました。
毎年敬老会には子供会が参加して子供達が出し物をして老人会の方達に敬老の日のお祝いと感謝の言葉を述べるのですが、私の息子が小学1年生で初めて敬老会に参加したときは両親揃って敬老会に参加しました。
子供達の出番が終わるとそれぞれが自分のおじいちゃん、おばあちゃんの所に行く姿は微笑ましいものでした。
私が子供会の役員をした時の敬老会は子供達に自分のおじいちゃん、おばあちゃんの名前を言わせました。
改めて言わなくても殆どの方がどこの孫ちゃんと分かっているんですけど、みんなの前で自分の孫が自分達の名前を言ってくれるとやはり嬉しいようで、皆さんニコニコしてありました。
こんな地元ならではの行事も私達からすると両親への孫からのプレゼントじゃないかなと思いますし、両親も敬老の日のお祝いなんてまだ早いと思っていたかもしれませんが、敬老の日なんだ、自分達は敬老の日を祝ってもらえるんだと実感できたと思います。
⁑敬老の日のお祝いに孫からのプレゼント
私の子供が小学生になり地元の子供会に参加するようになり、私の両親に敬老の日のお祝いでプレゼントをあげるようになった気がします。
初めてプレゼントを用意したときが両親ともお弁当を持って仕事に行っていたので、お弁当箱用ナフキンをあげました。
もちろん、子供に選ばせましたよ。
小学1年生位でもちゃんとおじいちゃんおばあちゃんのカラーを見ているんですね。選んだ物が両親の好きそうな、似合う色、柄物だったんですよね。
決して高価な物ではないですが、孫から両親へ敬老の日のプレゼントという事で子供でも買えそうな値段の物をあげました。
「ありがとう、これからお弁当箱包んで行くね」と母、「おっ、これはお前が選んだのか?ありがとう」と父。
次の年は両親にお弁当箱でした。
これも子供に選ばせて孫から両親へ敬老の日のプレゼントをさせました。
その次の年は靴下でした。この靴下は子供がちゃんと自分のお小遣いで買った孫から両親への敬老の日のプレゼントでした。
孫からもらうと敬老の日はまだまだ関係ないと思っていた両親も実感できたでしょう。
毎年楽しそうに、地元の敬老会に参加して地元の方と孫達から敬老の日のお祝いとして敬老会というプレゼントをもらって実感しています。
⁂歳が若いと孫からのプレゼントで実感できない場合も!?
⁑敬老の日?おばあちゃんは苦笑い
私の友達が2人は30代後半、1人は40代前半でおばあちゃんになりました。
40代でおばあちゃんになった友達が42歳の時に孫ができたのですが、絶対おばあちゃんとか呼ばせないグランドママと呼ばせると言っていましたが、結果ばあばと呼ばれています。
その孫が保育園に行くようになり、敬老の日を覚えてきたそうです。敬老の日のお祝いにおじいちゃん、おばあちゃんありがとう、いつまでも元気でいてね。というメッセージカード付の手作りプレゼントを持って帰ってきたそうです。
ありがとうとハグしたらしいのですが、正直いつまでも元気でいてね。は、きついね。と苦笑いしていました。敬老の日かとため息もついていました。私、爆笑してしまいました。
「確かに孫がいるからおばあちゃんだけど、まだ45歳よ、この歳で敬老の日のプレゼントはどうよ?」ですって(笑)。全く実感できない、実感したくないと言っていましたよ。
私が今49歳ですが、この歳で孫はあっても敬老の日のプレゼントはないなぁと思うから45歳、40歳前後では実感できないでしょうね。友達が言うように実感したくないですよね。
私が43歳の時は子供がやっと小学6年生で子育て真っ最中で、敬老の日のプレゼントを孫から両親にあげていたときです。ため息がでるのも仕方ないですね。
昔の65歳は確かに敬老の日を祝ってもらっても違和感がなかったと思いますが、ここ10数年の65歳はほんとに若い。
敬老の日を祝ってもらわなくても良いんじゃない?敬老の日が似合わないよ。と思っているのは私だけでしょうか?
私の職場にも65歳くらいの方がいらっしゃいますが、私達と同等に働かれています。
子供さん達からお孫さんを通じて敬老の日のプレゼントをもらっているんでしょうね。
40代で孫ができたら敬老の日に「おばあちゃん、いつもありがとう」とプレゼントをもらったら、嬉しい気持ちと裏腹に「えっ!?敬老の日のプレゼント?」と顔が引きつるかもしれません。
まとめ
敬老の日にプレゼントを片手に喜んでいる両親と苦笑いしながらでも何となく喜んでいる両親。
何はともあれ孫からのプレゼントはいつ何時でも嬉しい両親です。
色んな形や気持ちの敬老の日の迎え方やプレゼントがあると思いますが、両親が元気に
敬老の日を迎えてくれている事が私達子供が両親かもらっている敬老の日のプレゼント
かもしれません。