老後の趣味におけるインドアとアウトドアのメリット・デメリットとは?
老後の生活を豊かにするために趣味を持ったほうが良い、ってよく聞きますよね。
仕事や子育てで自分の時間があまり持てなかったのに、急に趣味って言われても…と思う方も多いと思います。
健康の為にウォーキングやハイキングみたいなアウトドアな趣味を見つけたい!という方や、
長く続けられそうだし、自宅でのんびりするのが好きだし、インドアな趣味がいいわ、という方も、
インドア、アウトドアのメリットとデメリットを挙げながら、一緒に考えていきましょう。
1.インドアで出来る趣味
園芸、囲碁、将棋、麻雀、編み物、パッチワーク、絵画、お菓子作り、コーラス、カラオケ、折り紙、絵手紙、太極拳、ヨガ、映画鑑賞、海外ドラマ鑑賞、語学勉強…
室内で出来る趣味、無数にありますね。
どれが良くて、どれが悪いなんてことはありませんので、楽しそう!やってみたい!と思うものにチャレンジしてみられるのがいいと思います。
インドア趣味のメリット
1.天候や気候に左右されない
天気が良くても悪くても、室内なら関係なくいつでも快適な環境で趣味に没頭できます。
猛暑に山登りやハイキングなどは慣れていて準備が万端でないと危険ですし、実は結構近隣の手軽な山だと思って行って遭難なんて事件が多いそうです。
2.自分のペースで出来る
自宅で出来るものであれば、夜でも早朝でも好きな時間に楽しめます。
曜日も時間も決まっていないので、体調や気分に合わせて自由に楽しめますね。
3.健康になる
太極拳やヨガ、ダンスなどは室内で行える運動ですが、運動でなくとも健康に役立つ趣味がインドアにもたくさんあります。
何か手先を使うものであれば、脳の活性化に役立ち、集中することで脳のリフレッシュにもなります。
コーラスや詩吟、カラオケなどは声をしっかり出すことで、肺活量キープとストレス解消できますね。
ピアノやギターなどは馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
バイオリン、ドラム、フルート、大正琴、子どもの頃に憧れた楽器に挑戦するのも良いと思います。
右手と左手で違う動きをすることで、脳の発達を促すことはよく知られていて、子どもに習わせると成績がアップする、などと言われます。認知症の予防にも良いですね。
インドア趣味のデメリット
1.目や肩が疲れる
手芸や読書、ちぎり絵など、細かい作業があるものは、眼精疲労や肩こりの原因にもなりますので時間を短めにする、休息をとる、合間に軽い体操を取り入れるなどが良いでしょう。
編み物ならちょっと太めの糸でざっくりした風合いのものを編む、などが長く楽しむコツかもしれません。
2.仲間を作りにくい
自宅で行う趣味だと、自由な反面、趣味を一緒に楽しむ仲間を作りにくいかもしれません。
しかし、サークルや趣味の会に所属することで解決できます。
趣味の仲間とゆっくり会話を楽しむ時間を持つことが出来れば、孤独感とは無縁の豊かな老後生活になりますね。
趣味を持つこと自体が豊かに暮らす一歩ですが、さらにそれを分かち合える仲間がいることでさらなる豊かさを手に入れることが出来ます。
継続して楽しむためにも大切ですよね。
2.アウトドアの趣味
健康の代名詞と言っても過言じゃないですね。
ウォーキング、山登り、ハイキング、ランニング、歴史探訪、神社仏閣巡り、テニス、ゴルフ、グランドゴルフ、スキー、釣り、ロードバイク、ツーリング…
春や秋の気候の良い時期に、ハイキングや散策を楽しんでる高齢者の方々、たくさんいらっしゃいます。
スキーのストックのようなものを両手に持って歩く、ノルディックウォーキングもおススメです。
ポールを使用すると全身の筋肉を刺激し、普通に歩くよりエネルギー消費量が約20%も増加します。体力づくり、スタミナアップ、減量などにとても効果的です。
上半身もポールを使うとしっかり動かせて、肩や首のコリ解消、肩甲骨の可動域の改善が期待できますし、歩行訓練やリハビリにも活用されてるんですよ。
アウトドア趣味のメリット
1.運動はやっぱりいい
運動することで、筋力維持、呼吸機能維持して健康的な生活が送れます。
心臓リハビリテーションなど定期的に病院に通院しながら、医師や看護師、理学療法士などと一緒にリハビリテーションを行う教室を開催している病院もあります。
適度かつ定期的な運動を行い、特に下肢の筋肉を鍛えることは、滞りがちな末梢の血液を心臓に戻して循環をよくし、運動によるストレスの解消、体重増加予防、健康への意識を高め、繰り返し憎悪することで重症化していくのを防ぐと理学療法士さんから聞いてます。
病気を防ぐためにも、病気をコントロールしながら病気と共存していくためにも、運動は欠かせません。
2.自然と触れ合う
山菜やキノコを採り、美しい景色の写真を撮る、スケッチを楽しむ、などもアウトドアならではでしょう。
自然の中にいると、空気も心地よく、緑は目を休め、心が穏やかになります。
3.仲間が作りやすい
行政や鉄道会社などが主催するウォーキング、
歴史的文化財を訪ねたり、スタンプラリーがあるもの、よくありますよね。
そういったものに積極的に参加することで、自然と顔馴染みになったりして仲間や友人を作りやすくなると思います。
運動系のサークルは公共施設でチラシやポスターなどでよくメンバー募集もされてますし、
行政の◯◯便り、のような月間広報や街中のフリーペーパーなどでも募集されてるのを見かけます。
やってみたいけど、一緒に行く人が…なんて時はちょっと勇気を出して、申し込んでみると世界が広がります。
アウトドア趣味のデメリット
ケガや事故のリスクが高い、に尽きます。
近所の手軽な山登りって手軽で安全そうに感じますが、準備も軽装だったりで意外と遭難する可能性が高いそうです。
準備と体調次第では、健康になるどころか残念ながら怪我や事故につながるリスクもあるのがアウトドア。
室内で行うインドアの場合と違い、すぐに救急車を呼ぶことが難しい場合も考えられます。
運動前後の準備体操、クールダウンなど身体のケアにはしっかり時間をかけましょう。
さらにもしもの時の連絡手段の確保や、装備がいるものであればきちんと整えて臨むなどがリスクを減らすために大切ですね。
睡眠不足の時はもちろんですが、いつもと何か違う…という自分の身体の信号を無視しないことが大切です。無理をしないことは怠けるのとは違います。
3.まとめ
心豊かで健康な老後の生活を送るためには、趣味を持つことは大切です。
インドアでもアウトドアでも、心身の健康に繋がります。
ここで上げたメリットやデメリットを検討しながら、やってみたい!と思える趣味を見つけて心身共に充実する老後の生活を今からつくっていきましょう。