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独身男性の老後の生活とは?認知症の不安、成年後見制度について

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世の中には結婚している人がいるかと思えば、独り身の方もいます。
独りの方が気楽で自由、そんな考えから独身の人生を歩んでいる方もおられるでしょう。

若いときは、大丈夫だと思います。
しかし年を取ってくると、老後の生活が気になり始める独身の方が増えてきているように感じます。
大半親はいても、親の方が先に亡くなります。
何かあった時自分の家族がいないと、どうしたらよいのでしょう。

そこで今回は、独身男性に的を絞ってみたいと思います。
独身男性の老後の生活について、話させていただきます。

 

 

 

 

認知症になったら、入院費の支払いはどうすればよいのか?

 

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できることなら、いつまでも健康でいたい。
皆さん、そう思いませんか?
ですが年齢が進むに連れ、病気や認知症といった症状が出てしまいます。
こればかりは、どうしようもないこと。

じゃあ、認知症になったらどうすればいいの?
そう思いますよね。
ここで私は、成年後見制度をお勧めします。
この成年後見制度とは何か?

ざっくり言うと、自分の財産を代わりに管理・保護してくれる制度です。
認知症になると、少し前にやったことを忘れてしまったりします。
だから自分で、管理することが難しくなってきます。
そういう方のために、代理でやってもらえるのです。

成年後見制度は、法定と任意の2種類あります。
法定後見は認知症になってから、親戚などの親族または相続人が家庭裁判所に成年後見人になってもらう人を申し立てます。

任意後見は、認知症になる前に行います。
自分が認知症になった時には、お願いする後見人を家庭裁判所に申し立てます。

とは言うものの、他人に自分の財産管理を任せるのは不安と思われる方もいます。
地域に住んでいる人向けに配られる広報誌があります。
その中に、成年後見制度の講座や勉強会が行われています。
私が住んでいる地域は、毎月やってます。

電話して予約をしないとなりませんが(これも、地域により異なる場合あり)
そういったところに顔を出してみると、違ってくるかもしれません。
料金は、無料です。
実際私も、参加したことがあります。

パンフレットもあるのですが、専門の方の説明が聞けます。
ですから、詳しく知ることができます。

そしてこれは私が受講した時です。
自分が気になることを、時間がなくて聞けない人がいました。
そしたら説明された方が、「個別に相談したい方は、毎月〇曜日の△時から〇〇という場所にいますのでお越し下さい。」
とおっしゃいました。
少しでも気になることがあるのならば、元気なうちにいろいろ聞いておくべきだと思います。

 

成年後見制度は、どこで相談すべき?

 

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まず市役所の障害福祉課、または高齢福祉課に電話か足を運びましょう。
そうすると、パンフレットや基本的な話は聞けます。
ただ市役所にて、成年後見制度について詳しく知っている方がいない場合もあり得ます。
そういったときは、上記のように詳しく説明してくれる人がいるところを紹介してくれるはずです。

そうしたら、そこに連絡をして出向くようにしましょう。
成年後見制度について説明を聞き、理解できたら一つずつ決めていく必要があります。
例えば老人ホーム入居や退所。

老人ホームが、入居する人にあうか?
老人ホームに勤めている方の対応。
そういったところを、見極める必要があります。
その他介護であったり福祉サービスといった契約を、代理にやってもらうようにして下さい。

 

一人で老後の生活するには、貯金額はどれくらい必要?

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自分の中で、一生独身でいたい人もいることでしょう。
家族や子供がいない代わりに、老後の生活にどれくらいお金がかかるのか?
知っておく必要があると思います。

勤めてる会社の年収や、ローンなど抱えていたりと独身でも様々な生活スタイルがありますよね。
ギャンブルやお酒に莫大にお金を注ぎ込まなければ、並大抵の暮らしはできると思います。
それでもある程度の生活にかかる費用や、貯金額を知っておいた方が安心だと感じます。

65歳から90歳までの例で、説明させていただきます。
始めに1ヵ月間の支出額を考えてみましょう。
食費・住居・高熱費・水道代・通信費・交際費など含め、平均で約15万ほどかかります。

次に収入です。
公的年金など含め、11万くらいが妥当ですね。
企業年金があれば、もう少し加算されます。

この金額を25年間とすると、1300万円は最低でも必要となります。
加えて入院や介護が必要となれば、200万円ほどかかると考えた方が良いでしょう。
そうすると、1500万円貯めることになります。
もう少しゆとりある生活を希望する人は、2000万円を頭に入れておいた方が無難だと考えられます。

 

新築マンションを、買うことは可能か?

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独身で独り身だと、終活も全部自分でこなさないとなりません。
そのためマンションや一軒家を購入したら、一人でずっとローンを払っていくことのなります。
家族がいれば、夫婦で働いて返済していくことができます。
そして万が一どちらかが倒れたとしても、パートナーなり子供が働けば返せます。

しかし独身だと、もし働けなくなったらローンが返済できなくなってしまう。
他に代わって、返せる人がいません。
このような状態で、新築マンションの購入は可能なのか?

購入を考えている方は、将来の投資のためとのこと。
同じマンションでも、賃貸もあります。
もし毎月同じ料金を払っていたとするなら、賃貸だともったいない。
それだったら購入した方が、いずれは自分の物になるといった意見が多いです。

働き盛りの若いうちに購入しましょう。
そうすれば定年退職するころには、ローン返済が終わってます。
ローン返済が終われば、住居費を払う必要がなくなりますよね。
購入するにあたり、売却しやすいマンションを購入すれば大丈夫だと思います。

 

独身でマンション購入する決め手とは?

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順調にマンションを購入し、ローン返済が終われば安心して老後を過ごせると思います。
ですが購入したのは良かったけど、何らかの理由で手放せなければならないこともあります。
そんなとき、売却しやすく買い手がつくマンションを購入した方が後々良いかと考えます。

売却しやすいマンションとは、どんな条件なのか?
駅からの距離が、遠すぎないことです。
遠すぎると、通勤や通学に影響がでます。
そういうところで、買い手がつかないこともあるのです。

あとデザイナーズマンションのような、個性的なマンションは買わない方が無難かと思います。
それよりも、一般的な間取りのマンションを購入した方が買い手がつくでしょう。
買う人は主に、ファミリー層が多いです。
だから家族が住みやすいマンションを、購入する事をお勧めします。

 

まとめ

 

1. 成年後見制度を視野に入れてみよう。
2. まずは、市役所に出向こう。
3. 早くから、ローンを組もう。
4. 売却する事も考えて、購入しよう。


一生独身だと、老後は不安になりますよね。
そんな時は、成年後見制度を利用すると楽になると考えます。
でも、強制ではないですからね。
人により、合う・合わないがあると思いますから。

マンションの購入、独身で老後の事を考えると、ローン返済か心配になってしまうと思います。
ローン返済が、定年退職後あるからなのです。
定年退職を迎える頃に払い終われば、気持ちも楽になると思います。
そうすれば、心配事なくゆったり老後の生活を送れるでしょう。