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老後にかかる生活費の月額とその内訳、夫婦と単身者の違いは?

 

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老後の生活費月額は、生命保険文化センターの発表によると22万円と発表されてます。
しかしローンがあったり、体調が悪く病院に行くことが多いので医療費がかかる。
そうなると、この金額ではきついと思うかもしれません。
果たしてこの先やっていけるのか?
と不安な気持ちが生じてきます。

そういった悩みがなくなると、楽になりますよね。
基本的な月額生活費から、少ない額で1ヵ月やっていけるかを考えていきたいと思います。

 

 

生活費にかかる費用の種類

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老後の1ヵ月の生活費は平均で22万、ゆとりがあって34.9万円。
このような、データが出ています。
老後の月額生活費は、22万円が平均とのこと。
生活費には、どのような費用が含まれているのでしょうか?
ザッとこんな感じです。

住居費、食費、光熱・水道費、被服・家事用品費、保健・医療費、交通・通信費、税金、社会保険料など。
この他に、交際費や娯楽費が加算されるケースもあります。
一言で生活費と言いますが、こう見て見るとけっこう項目があることが分かります。
月額どの程度の金額で生活していけるか、考えてみたいと思います。

 

定年退職後に、減る出費と増える出費。

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今まで仕事していた時には必要だったものが、定年退職した事により使わなくなるものが出てきます。
職種にもよりますが、営業などしていた方はスーツやビジネス用の靴。
会社の方や取引会社との交際費。
子供がいて自立している場合は、教育費。
厚生年金保険料や健康保険料。

これらのものが、減ります。
もう未練もなく、使わない。
思い出として、残さなくても平気。
そう思ったらフリマや買取業者に売って、その費用を少しでも生活費に回すという事ができます。

逆に、増えるものもあります。
交際費・娯楽費・医療費・国民保険料などです。

特に、医療費は重要です。
自分ではそう思ってなくても、嫌でも体のどこかしら悲鳴を上げ始めます。
急に、入院ということも出てきます。
だから医療保険は、必ず入っておいた方が良いと思います。
あるいは入院した時、すぐ保険が下りるような所に加入しておくと便利かもしれません。保険が使える・使えないで、入院費用も変わってくるので重要だと感じます。

 

生活費は、何にどのくらいかかるのか? 

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 ある定年を過ぎた夫婦の、1ヵ月間の生活費です。

〇 食費 6万4000円
〇 住居費 1万3000円(賃貸やローンがあるかないかで、上下します。)
〇 家具・日用品 9000円
〇 水道・光熱費 2万円
〇 洋服代 6000円
〇 交通・通信費 3万円
〇 保健医療費 1万6000円
〇 社会保険料 2万8000円
〇 娯楽費 2万5000円

これらを計算すると、約22万円です。
家庭により、上下するし他に必要な項目があるかもしれません。
冒頭で、平均月額生活費は22万円と言いました。
確かに、やれなくはないです。
でも、ギリギリですよね。

少し何か家電などを買ったり、贅沢したらすぐ赤字になってしまいます。
そうすると、年金だけの生活は苦しいという事になりますね。

 

1ヵ月間の生活費(単身者の場合)

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先ほどは夫婦2人の、1ヵ月の生活費を説明しました。
次は、単身者です。
独りなので、何でも自分でやらなければなりません。
足腰が動かなくなる前に、手続き等やれることはやっておきましょう。

身体の自由が利かなくなり、あれもやっておかなきゃならなかったと焦っても遅いですよね。そうなってしまうと、身内の人や代理人の方にやって貰う事になるかもしれません。

〇 食費 3万円
〇 水道・光熱費 1万円
〇 住居費 2万円
〇 洋服代 5000円
〇 家具・日用品 5000円
〇 通信費 1万円
〇 交際・娯楽費 1万円
〇 医療費 1万円

このような、結果です。
約13万円ほどになりますね。
この金額なら、1ヵ月の年金額でも足ります。
それでも、そんなに余裕はありません。

もし元気で身体が動くようであれば、無理のない程度で仕事してためておいた方が、良いかもしれません。
いつ急に、莫大な出費が出るか分かりませんから。
その時になってお金がなくて払えないと困るのは、自分自身です。
そうならないよう、先の事を考えておきましょう。

 

ゆとりある老後の月額生活費は?

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できることなら、老後はゆとりある生活をしたい。
そう思っている人が、多いと思います。
ですが、実際は厳しいですね。

夫婦・単身者と、主な月額生活費を見てきました。
しかし、ゆとりはありません。
生活はできますが、厳しいのには変わりありません。
ではどれくらいあれば、ゆとりを持てるのでしょうか?

ゆとりある老後を送るには、夫婦二人で1ヵ月34.9万円が必要です。
財団法人生命保険文化センターから、発表されてます。

ゆとりを持つためには、定年前に貯蓄をしておくことが重要です。
その他定年後も働き、公的年金以外の収入がないと厳しいと考えます。

これらの事から、今後は年金だけでの生活はきついようですね。
定年退職する前から、年金やその後の仕事の事などある程度決めておくとすんなり進むかもしれません。
地域にもよりますが、シニア専門の職安があったりします。
そういったところの方が、仕事の数や種類が多くあるかもしれませんよ。

 

まとめ

1. 生活費の種類を、覚えておこう。
2. 増える出費と減る出費を把握しよう。
3. 夫婦2人にかかる1ヵ月の費用。
4. 単身者の1ヵ月の費用。
5. ゆとりをもたせるには、約35万円必要。

老後の月額の生活費、夫婦でも単身者両方やっていけなくはないです。
しかし自分でなくても親族から何か急な出費をお願いされたら、厳しい状況になりますね。

少し前とは違い、年金だけで生活するには難しい時代なのかもしれません。
そのため定年退職後も、何かしら仕事をする人が増えていく可能性が考えられます。
新たに仕事を探す人もいれば、同じ会社にて正社員からアルバイトやパートといった属性を変えて勤めるパターンもあるでしょう。
これは会社によって違うので、確認する必要がありますね。

健康なうちは年金が減額にならない程度に働き、その間に貯蓄するように心がけましょう。最初はうまくいかない事も、あると思います。
それでもコツコツ計画的に貯蓄することで、少しは余裕が持てる生活ができるのではと考えます。