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今の老後生活費の実態は?

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今現在定年退職をし、老後の生活している人は、どんな生活をしているのでしょうか?
年金のみ。
それとも、アルバイトなど仕事をしているのか?
私の親も、定年退職してます。
やはり何でも値上がりなので、生活がきついとたまに嘆いている状態です。
では老後の生活費は、どのような感じになっているのか気になります。
実態を、調べてみたいと思います。

 

 

 

親が高齢になったら、一緒に生活した方が良いのか?

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親の状態にも、よると思います。
あと自分が住んでいるところと、親が住んでいる距離があり遠い。
その場合車があれば大丈夫ですが、緊急な時すぐ駆けつけられない。
このような状態だと、一緒に住んだ方が良いのか?
と考えてしまうと思います。

住むにあたり、賃貸か持ち家かにもよります。
一緒に住むとなったら、いくら親といえども話し合いましょう。
そして少しは自分の方からも、出すようにした方が良いと思います。

生活費も、同じです。
親は子供の前では「心配しなくてよい。大丈夫だから。」
と言いませんか?
けれど、一緒に住むとなったら話は別です。
住居費含め、生活費等折版の割合を話し合って決めましょう。

その他子供のころと違って、大人になってから親との同居はいろいろ複雑だと感じます。生活リズムやスタイルが、お互い変わっているからです。
細かいようですが、後々後悔したくないですよね。
なのでお互いプライベートな事など、決まり事を作っておいた方がスムーズに物事が進むかもしれません。

親子だからこそ、遠慮なく言ってしまうことあると思います。
それが逆に、相手の心を傷つけてしまうこともあり得ます。
そういうことがないよう、最初から決まり事をして守られなければ一緒には住めない。
または、老人ホームの入居を考える。
といった条件をつけ、お互い不快な思いをしないで同居できればと考えます。

 

老後の貧困

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ニュースなどで、60歳以上の貧困といったのを目にします。
これも年金だけで生活ができないのが、背景にあるように感じます。
ではどのあたりが、貧困になるのでしょうか?

厚生労働省からの発表では、1ヵ月の平均生活費が22万円と出てます。
これは年配者だけでなく、20代~70代と幅広い年代の夫婦のみの平均です。
夫婦二人で1ヵ月22万円なら、やっていけると思います。

貧困となると、生活保護を受ける状態でしょうか?
生活保護を受けるには、病気などで働けなかったり貯金が底をついた等条件があります。厚生労働省によると東京都のみになってしまいますが、65歳以上の夫婦の最低生活費が示されてます。
約18万3000円です。
この額があれば、生活ができるという事なのかもしれませんね。

 

60歳以上の収入は?

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今は60歳が定年です。
しかし2025年には65歳が定年になるかもしれません。

60歳以上で会社勤めをしている人の1ヵ月平均賃金は、約27万円といわれてます。
生命保険文化センターから、発表されてます。
あと社会保障給付が、8万円ほどあります。
ですからあわせると、約38万円という事になりますね。

この金額であれば、夫婦二人で生活していくのに苦ではないと思います。
生活費を計画的に考え、働けるうちに多く貯蓄に回せると後が楽になると思います。

働けなくなった時の事を考え、貯蓄しておけば緊急な時でもすぐ対応ができると思います。貯蓄がないと保険を解約したり、安いところに変えたりして生活するようになってしまいます。それだけ貯蓄がある・ないかで、差が出てきてしまうと思います。

 

60歳未満と、60歳以上の生活費の違い

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 60歳以上の方の1ヵ月生活費は、平均27万円と先ほど書きました。
何にどのくらいかかっているのか、見ていきたいと思います。
『家計調査 世帯主の年齢階級別』を参考にさせていただきました。
一人分の生活費用です。

(60歳前)

食費     7万2720円
住居費    1万8608円
高熱・水道  2万866円
家事用品   1万388円
被覆・靴   1万3128円
保健医療   1万1000円
交通・通信費 4万5957円
教育     1万9979円
娯楽     2万9420円
その他    5万9266円

以上です。
仕事をされている人が多いことから、交通・通信費がかかっている感じがします。

(60歳以上)

食費     6万9990円
住居費    1万4435円
高熱・水道  2万1693円
家事用品   1万372円
被覆・靴   7756円
保健医療   1万5183円
交通・通信費 2万9650円
教育     701円
娯楽     2万4523円
その他    5万5936円

といった結果です。
60歳未満より、医療保険費が高くついている印象があります。

このように60歳前後で、かかる費用の割合が変わってきていることが分かります。
かかる分、他のところで抑えていますね。

 

退職金の平均額

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退職金は、学歴や就いている仕事によっても多少上下あると思います。
『就労条件総合調査』を参考にしました。
勤続35年以上を、例とさせていただきます。

大学や大学院卒は、2173万円。
高校卒で管理・事務・技術職の方は、1954万円。
高校卒で管理・事務・技術職以外の職業の方は、1629万円が平均です。

大学や大学院卒と高校卒で管理・事務・技術職以外の職業の方では、544万円の差があります。今はもう学歴社会ではない、と世間一般では言われます。
ですがこのように数字を見ると、学歴の差は大きいように感じます。

 

まとめ

1. 話し合いが大事。
2. 最低限の生活費は、18万3000円。
3. 働けなくなった時の事を考えよう。
4. 60歳前後の、生活費の違い。
5. 学歴や職業により、退職金が変わる。

老後の生活費の実態、思った以上に厳しいですね。
年金や退職金だけで、生活ができない時代なのだと思いました。
だから定年後も、仕事をしている方が増えているんですね。

それにしても60歳未満と以降では、生活費にかかる配分が変化しているように思えました。かかる・かからない費用の差が、少しずつ変わってきてますね。
これは今まで1日中仕事をしていたのが、定年退職をした事でそうではなくなった。
この事が、大きく影響しているように思いました。

定年退職をしたら、本当はゆっくりしたいと思います。
ですがそうもいかないのが、現状です。
だけど元気でないと、仕事はできません。
仕事もしつつ夫婦二人の時間も楽しみながら、老後の生活を過ごしてほしいです。